偕楽園梅の開花情報 今日の偕楽園

2011年6月11日(土)

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最低気温 19.5℃

天気
雨のち曇り

偕楽園 梅の実落としと梅の実販売

震災の影響等で心配された偕楽園の梅の実販売が例年通り行われました。
販売は、本日と明日(6/12)の2日間です。
あいにくの雨模様の中、大勢の方が偕楽園の梅を求めて列を作っていました。
買い求めた梅は、偕楽園の思い出とともに梅酒・梅ジャム・梅干し等々に変身することでしょう。

 さて、偕楽園にはどうして梅が多いのでしょう。
偕楽園の創始者徳川斉昭公が、百花に魁けて咲く気品高い梅の花とその清い香りを愛したこと、また、その実は軍用として蓄えて緊急時に備えたことにあるようです。斉昭公が生来梅を愛したことは、弘道館に建つ「種梅記」に記されています。
軍用としての梅とは、「軍用貯梅」のことで、戦いの時に必要な梅を常に蓄えておくことです。
戦いの時の食料としておにぎりを考えた時、おにぎり1個に梅干し1個が必要です。当時戦いが起これば最低5,000人が動く。
一人に一日あたりおにぎり9個とすると、
 9個×5,000人=45,000個(一日で無くなってしまう梅干しの数)
戦いが2ヶ月間続いたとして、
  45,000個×60日=2,700,000個
昔、大量の梅干しづくりに使用した4斗樽(72リットル)には、5,600個の梅が入ることから、
2,700,000個÷5,600個=482樽

戦いは60日では終わるとは限らないこと、他藩からの応援で人数が増えるかも知れないと考えると、482樽の備蓄は最低限かも知れませんね。(数値は、偕楽園の現況調査報告書(1979.12)から引用)

※ 現在偕楽園は部分開園となっています。
出入口:表門・東門・梅桜橋(階段のみ)
マップはこちらから。


偕楽園の風物詩 梅の実落とし

(2011.6.11 撮影)

梅の実を求める人々
(2011.6.11 撮影)

梅の実落としと梅の実販売 1
「朝7時半に並んだけど一番になれなかった!」との声も
雨もあがって
(2011.6.11 撮影)

梅の実落としと梅の実販売 2
お一人2袋まで・・・
写真拡大
(2011.6.11 撮影)

梅の実落としと梅の実販売 3
老木が静かに見つめています
(2011.6.11 撮影)

梅の実落としと梅の実販売 4
手前のカゴは梅の実
(2011.6.11 撮影)

梅の実落としと梅の実販売 5
あいにく小雨が・・・
(2011.6.11 撮影)

梅の実落としと梅の実販売 6

(2011.6.11 撮影)

梅の実落としと梅の実販売 7
シートにどんどん梅のみが集まります

(2011.6.11 撮影)

梅の実落としと梅の実販売 8
梅がどっさり

(2011.6.11 撮影)

梅の実落としと梅の実販売 9
「茨城のおいしいものを食べてきました」
「梅の実販売はネットで知りました」
「今から東京に帰ります」
(2011.6.11 撮影)

梅の実落としと梅の実販売 10
梅落としを見に来ました
「うぁ! 梅がいっぱい!」
いおなちゃんと凜花ちゃん
(2011.6.11 撮影)

梅の実落としと梅の実販売 11
「偕楽園梅の実を買ったのは初めてです」
何をつくるんでしょうか?
(2011.6.11 撮影)

梅の実落としと梅の実販売 12
みゆちゃんも梅を見つけました
「甘いものが大好きで〜す!」
(2011.6.11 撮影)

梅の実落としと梅の実販売 13
「梅で何をつくるんですか?」
「梅干しと梅ジャムかな、おいしいよ」
(2011.6.11 撮影)

梅の実落としと梅の実販売 14
「ひたちなか市からきました」
前方は偕楽園記の碑
(2011.6.11 撮影)

一の木戸と孟宗竹むら
当時京都から運んだとされる孟宗竹林
(2011.6.11 撮影)

芝前門 (しばさきもん)
緑に浮かぶ雨にうたれた芝前門
(2011.6.11 撮影)