時代を見つめてきた偕楽園の老いた梅の樹々たち。
偕楽園には「鉄幹」と呼ぶにふさわしい梅の老木が数多くあります。 雨に黒く輝き、ねじり曲がった力強いその姿。
あるものは杖を頼りにしながらも樹皮のみで力強く生きている。巡り来る早春には必ず花を咲かせ、やがてみずみずしい実をたわわにつける・・・。
老いた梅樹の生命力には驚くばかりである。
老木から受けた感動はそのまま私たちのパワーに変わっていく・・・。
　 「ありがとう！」　樹々たちに感謝！

山村暮鳥の詩 「こんな老木になっても」 の世界が偕楽園に広がります。
　　 こんな老木になっても
　　 春だけは忘れないんだ
　　 御覧よ
　　 まあ、紅梅だよ

花のない季節でも梅林の散策はとても楽しいものです。
たくさんの老いた梅樹の中からその一部を紹介します。もう一つの偕楽園の世界をお楽しみ下さい。